[3]ドラッカーの仕事術「3本の矢」→「自由」であること

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      ▼[3]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
       →「自由」であること
    

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こんにちは、「1枚の学校」の高橋政史です。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴、

 1.「目的」にフォーカスする。
 2.「自由」であること。
 3.「教える」ことができない。

今日は、

2.「自由」であること

をお届けします。

※前回、前々回のメルマガ
の全文はこちらでご覧いただけます。
まだのお読みになられていない方、
前回の内容を復習したい方はぜひご一読ください。

【[1]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
   →ドラッカーと「格差社会」】

http://blog.creative-management.jp/?p=20

【[2]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
   →「目的」にフォーカスする。

http://blog.creative-management.jp/?p=43

さっそくはじめましょう。

————————-<本文はここから>————————-

◎「自由って、何なんでしょうね?ドラッカーさん」

 「自由って大事ですか?」

と聞かれたら、多くの人は「YES!」と
答えるかと思います。

では、

 「自由って何?」

と聞かれたら、あなたなら
どう答えますか?

「自由」というテーマは、
学者がその生涯をかけて
挑んでもたどり着かない迷宮。

だから、私が「自由」とはこういう
ものですよ。といっても、その言葉は
無力です。

でも、それをわかった上で、
「自由」というテーマについて思考を
巡らせてみることにしました。

水先案内人であるドラッカーとの
対話を通して、私なりの考え方をお伝え
します。

ドラッカーには「自由」について
明確な定義がありました。

ドラッカーの考え方のベースには
いつも「自由」がありました。

ドラッカーにとって「自由」は特別なものでした。
それはドラッカーの生い立ちによるものです。

ドラッカーが生まれ育った当時のヨーロッパは、
ナチスの脅威やファシズムの台頭で、
人びとは「恐怖」が幅をきかす専制の
のもとで過ごしていました。

その後、ドラッカーは「自由」の国アメリカへ
逃れます。

「恐怖」が幅をきかす社会から
「自由」が当たり前の社会へ。

「自由」の対義語は「恐怖」。

いまの時代、いまの日本、いまの生活。
戦中・戦後の貧しかった日本人のような
「恐怖」はありません。

でも、仕事や人生の局面で、
「恐れから行動できない・・・」
ということはありませんか?

たとえば、就活、恋愛、結婚、転職、起業など。
人生のターニングポイントなる局面だけでなく、
日頃の人間関係においても「嫌われたくない・・・」
とか、「怒られたらどうしよう・・・」と、
「恐れから行動できない・・・」ということは
あります。

「行動できない・・」とき、
そのかたわらには「恐怖」がいる。
「恐怖」が幅をきかせる場所では
「自由」はその力を発揮することができません。

お恥ずかしながら、私自身、長い間、
「恐怖」から「選択」をしてきたような気がします。
そこには本当の意味での「自由」はありませんでした。

どうしたら、
「恐怖」からの「選択」から抜けだし
「自由」に自分の力で歩んでいくことができるのか。

その答えをドラッカーは、教えてくれます。

◎自由とは「責任ある選択」

ドラッカーは「自由」を次のように
定義づけています。

 「自由=責任ある選択」

「自由」のコインの裏側には「責任」がある。

「自由」に生きる。とは、

 ・好き勝手に生きるのでもなければ、
 ・自分の殻に閉じこもって生きるのでもなければ、
 ・社会や人のせいにして生きるのものでもありません。

つまり、自分ですべてを「選択」し、
「選択」した結果について、すべて自分で「責任」をとる。
これが「自由」なのです。

「選択」=「決める」

自分の「これから」を決めてくれる、誰かはいません。
自分で「選択」するしかありません。

もし、「選択」することを放棄して、日々、流されて
生きているとしたら、その場所では「自由」は力を
発揮することができません。

「自由」になるためには、
「責任」=他の人に代わって重荷を背負うだけの
「覚悟」があることが求められます。

よく日本人は責任を負いたがらないと言います。
そのいかんにかかわらず、知識社会では「責任」
を自らを追うことが求められます。

知識社会での仕事のルール、

「自由」であること。

自ら「責任」という荷を背負う者に
幸運の女神は微笑む時代。

「責任」を逃れ
「選択」せずに日々をなんとなくやり過ごしていると、
「恐怖」が「自由」を追いやり幅をきかせるようになっていく・・・。

そうなると、
いつも、いつも、

 ・「自分にできるかどうか不安・・・」
 ・「もし失敗したらどうしよう・・・」
 ・「なぜか行動できない・・・」

という状態で時間が過ぎ去っていきます。

そこに「責任ある選択」があるかどうか。
これが「自由」であるかどうかを決めます。

◎「自由」と「目的」と「覚悟」

ドラッカーの

「自由」=「責任ある選択」

このひと言は「自由」の国アメリカでは
当たり前のルール。でも、日本には
その土台はありません。

土台がないところに新しい建築物が
建たないように、知識社会では、
その行動の土台に「自由」=「責任ある選択」が
なければ、高い成果は期待できません。

工業化社会では、
ジャパン・アズ・ナンバー1の日本に負けたアメリカ。

知識社会では、ネットをはじめ多くの分野で
日本に天と地をつけて日本を引き離しているアメリカ。

その理由は「土台」にありました。
知識社会における仕事のルール、

 「自由」であること

建国以来、このルールをずっと追い求めてきたアメリカ。
ずっと以前から「自由であること」が当たり前だった国アメリカ。
一方、いまだ自由が地に足のついていない日本。
その差が、知識社会における個人、国の豊かさに
大きな格差をもたらしてきています。

日本には、そもそも「自由」と
いう考え方はありませんでした。
「自由」という言葉も輸入モノなら
「自由」という考え方も後付けのもの。

だから、知識社会に突入した今、日本では
みんなが「自由」というサーフボードをうまく
のりこなせなくて、もがいている・・・。

これが私の実感です。

それは、かつての私のように。
「自由」になりたくてもがいているけど、
「責任」を背負うだけの「覚悟」がなくて、
結局、いつものパターンを繰り返すだけ。

でも、いまでは「自由」であるために
自分で「責任」を背負う「覚悟」が
あります。まだ「小さな覚悟」です。

小さな覚悟でも、毎日、毎日、
育ててあげれば、それは自分の揺るぎない
「土台」となり、「自由」に生きる大地
となります。

「小さな覚悟」を育むために大切なことが
「たった1つ」あります。それは、

 ★「目的」にフォーカスする

ということです。

「自分の目的(ゴール)はこれ!」

と決める。
そして、その実現に向けて行動する。
行動の結果の責任はぜんぶ自分が背負う。
そこに、何が待ち構えていようとも。

「目的」にフォーカスするためには
欠かせない2文字があります。

それが「覚悟」です。

以上を整理すると、

知識労働で成果をあげる。

 ・そのために、「自由」であること
 ・そのために、「目的」を決めること
 ・そのために、「覚悟」を決めること

それは、知識社会を生きぬく上で必須科目です。

最後に、ドラッカーのこの言葉を紹介しましょう。

「単に好きなことをするだけでは、自由はもたらされない。
 気ままにすぎない。それではいかなる成果もあげられない。
 いかなる貢献も行えない。自らの貢献とは何かという問い
 からスタートするとき、人は自由となる。責任をもつが
 ゆえに自由になる。成功に必要なものは責任である。
 人は責任にフォーカスするとき誇りと自信を得ることができる」

 ★自由=「責任ある選択」

「これから」を自らの手で自分の道を
切り拓く際の指針にどうぞ。

明日は、ドラッカーの仕事術「3本の矢」

 3.「教える」ことができない。

をお届けします。

楽しみにしておいてくださいね。

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[2]ドラッカーの仕事術「3本の矢」→「目的」にフォーカスする

 

こんにちは、高橋政史です。

昨日のメルマガをお届けします。

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こんにちは、「1枚の学校」の高橋政史です。

今日から3日間。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴、

1.「目的」にフォーカスする。
2.「自由」であること。
3.「教える」ことができない。

をお届けします。初日の今日は
「3本の矢」の1本目、

「目的」にフォーカスする。

です。

※前回のメルマガ
【[1]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
→ドラッカーと「格差社会」】
の全文はこちらでご覧いただけます。
まだのお読みになられていない方、
前回の内容を復習したい方はぜひご一読ください。

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さっそくはじめましょう。

————————-<本文はここから>————————-

◎いつでも、即答したい、「3つの質問」

さっそく質問です。

「この3ヶ月、仕事におけるたった1つの目的(ゴール)は?」
「今週の目的(ゴール)は?」
「今日の目的(ゴール)は何ですか?」

この3つの質問に対し、30秒以内に答えることが
できるかどうか。その差が「これから」の仕事の
成果を決めます。

よく「仕事の生産性を高めるために○○する」と
いう言い方をします。そして、ビジネス・スキルを
強化したり仕事のやり方を変えたりします。

ところが、生産性の向上は、ある1点を押さえていなければ
すべて無意味になってしまいます。ある1点。それが「目的」
です。

「目的」を押さえず「手段」=やり方、知識、スキルに
走らない。ことが大事です。

◎ゴールドラット博士の残した「たった1つ」のこと

世界的ベストセラー『ザ・ゴール』のゴールドラット博士は
言い切ります。

「生産性なんていうのはゴールが
はっきりわかっていなければ、
まったく意味をもたない」

★「目的(ゴール)」あっての「生産性」

いわれてみれば当たり前。
でも、なぜか当たり前のことほど実践できない・・・。
ということはよくありますよね。

★「目的(ゴール)」あっての「生産性」

仕事の生産性は「目的(ゴール)」で決まる。
それ以外は、すべて「目的(ゴール)」を達成する
ための手段にすぎません。

ドラッカーはこの
「目的(ゴール)」あっての「生産性」
ということについて、次のように言っています。

「知識労働では、重要なことは仕事の目的である。
これこそ肉体労働の生産性向上のための条件とは、
まるで正反対である。肉体労働では、重要なことは
仕事の方法である」

この一行に触れたとき、私はガツンと頭を
殴られたような衝撃を受けました。
「目的は大事」と思っていましたが、
「目的」のもたらすインパクトは「これから」の
知識社会において決定的に重大な意味をもつことを
気づかされたのでした。

◎知識社会とはフォーカス格差の時代

昔から、手段より目的。と言われます。
この手段より「目的」。それは、知識労働において
極めて重要な意味をもつ。それがドラッカーの
伝えたかったメッセージです。

ドラッカーの導き出した構図、

「手段」にフォーカスする肉体労働。
「目的」にフォーカスする知識労働。

「手段」という言葉は、
知識、ノウハウ、マニュアル、あるいはスキルと置き換える
ことができます。

つまり、ピンボケな「目的」のまま
知識・スキルを増やしても、その多くがムダに
なってしまいます。

「目的(ゴール)」にフォーカスすること。

「目的」がピンボケか、
「目的」がフォーカスされているか。

「これから」の時代。差は「目的」へのフォーカスから
生まれます。「目的」へのフォーカスの違いが年収の差、
生き甲斐の差、さらには国のこれからの盛衰を決定づける社会。
それをドラッカーは知識社会と呼びました。

別の言い方をすれば、

★知識社会とは、フォーカス格差の社会

と呼ぶことができます。

「目的」にフォーカスするのか、
「手段」にフォーカスするのか。

その違いが、未来の格差をもたらします。

◎「目的(ゴール)」にコミットしていますか?

大事なことは「目的」にフォーカスすること。

「目的」があるかどうか。
「目的」が正しいかどうか。
「目的」にコミットしているかどうか。

すべては「目的(ゴール)」からはじまります。

今日の仕事をスタートするまえに、
押さえておきたいことがあります。
それは「目的」。

「あなたの今日の目的は何ですか?」
「あなたの人生の目的は何ですか?」

明日は、

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴の2番目、

2.「自由」であること。

についてお話します。

楽しみにしておいてくださいね。

追伸

ぜひ、みなさんが「高橋さんに、聞いてみたい」
ことを本メールでお知らせください。
読者のみなさんに共通するテーマでしたら、
このメルマガを通して、お答えしていきます。
あなたからの「質問」、楽しみにしております。

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【4月15日発売の「新刊のご紹介」】
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『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』
(クロスメディア・パブリッシング)

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』からまる2年
『必要な知識を15分でインプットする速読術』からまる1年半。

私の5冊目の本が、4月15日に発売になります。

この本の執筆は10月と10日かかりました。

テーマは「早くて質の高い仕事」。
あるベンチャー企業の社長のひと言がキッカケでした。

「早くて質の高い仕事は究極のスキル」

本書では、

「1億稼ぐ人の仕事の習慣」から、
「すべての仕事を早くて質の高いものにする『仕事のGPS』」
そして、第5章では「年収アップのための8つの武器」として
8つの成果の出る「紙1枚フォーマット」を紹介しています。

『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』の
目次・まえがき・1章は、こちら↓の「たった1つの考え方」
特設サイトでご覧いただけます。ぜひ、ご一読ください。

http://creative-management.jp/think_public/

みなさんの感想、楽しみにしております。

このメルマガの読者のみなさんには、この本の刊行にあわせて
素敵なプレゼントをご用意していますので、お楽しみにして
いてくださいね。

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[1]ドラッカーの仕事術「3本の矢」→ドラッカーと「格差社会」

 

こんにちは、高橋政史です。

昨日のメルマガをお届けします。

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こんにちは、
『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』の著者、
高橋政史です。

前回のメルマガでお伝えしたように、
メルマガ再開の第1弾は、

◆ドラッカーの仕事術『3本の矢』

前回のメルマガ配信後、
読者の方から、メールをいただきました。

私自身、このメルマガを書き綴る意味を
あらためて見つめさせていただいた。

このメルマガを綴り、私塾「1枚の学校」を
やっている理由、それは必死になって、いまの
時代をサバイバルしている方に、知的な「武器」を
配りたい。その切なる願いが、その原動力に
なっているんだと。

心より、ありがとうございます

「そもそも、ものごとはシンプル」

という、『ザ・ゴール』の著者・ゴールドラット博士の
物語る世界からはじまり、私自身、5冊目の執筆を
通して、1枚の学校のテーマである「知識」について
その根本的なところに立ち返って見つめるようになった
経緯まで。お伝えしました。

※前回のメルマガ
【ジョブズが愛した「1枚の劇場」他】の全文は
こちらでご覧いただけます。まだのお読みになられていない方、
前回の内容を復習したい方はぜひご一読ください。

http://blog.creative-management.jp/?p=16

さて、
今日から4日間にわたりお届けする内容の

・初日は、ドラッカーと「格差の正体」
・2日目は、「目的」にフォーカスするって何?
・3日目は、「自由」であることって何?
・4日目は、「教える」ことができない。意味とは?

初日の今日は、

◆ドラッカーと「格差の正体」

をお届けします。

————————-<本文はここから>————————-

◎足元に忍び寄る『新しい現実』

いつの時代も、時代の変化を予見してくれる
時代の水先案内人がいます。海が荒れているときほど
水先案内人の存在は頼もしいように、時代の荒波には
時代の水先案内人と対話をする。

『経済人の終わり』から『新しい現実』、『ポスト資本主義社会』
まで、時代のターニングポイントを、シンプルなコンセプトと
たくみな語り口で見せてくれる時代の水先案内人がいます。

ご存知、ドラッカー。

私がドラッカーの本に出会ったのは、
1989年のことでした。
そのとき手にしたのがドラッカーの『新しい現実』。

その中でドラッカーは、
当時は誰も夢にすら思わなかった
ソビエトの崩壊から、21世紀になると姿を
あらわす知識社会の全貌を、鮮明に映し出しています。

当時の日本は豊かでした。
半導体立国日本、バブル経済まっただ中、老いも若きも
希望に満ちあふれた時代でした。

でも、そのときすでに私たちはその片足を「新しい現実」に
踏み入れていました。バブルの宴に酔いしいれている人びとの
足元に、「新しい現実」はしずかな足取りで忍び寄っていました。

四半世紀近くたった今。
当時は、誰も想像すらつかなかった「新しい現実」が私
たちの身の回りにあふれています。

そのひとつが、
ドラッカーが予見した「知識社会」。

「これまで」の工業化社会、情報化社会。
2007年ごろから本格化する知識社会へのシフト。

その過程で、激変する仕事の姿。
ドラッカーは、「知識」を生産できるかどうかが、
先進国に生まれた子供、そして大人たちにとって、
待ったなしの課題とし、21世紀の激変する仕事の姿を
みごとにとらえています。

そして、「知識」を生産(アウトプット)する仕事が
世の中のメインとなる社会を知識社会と名付けました。

◎「中流幻想」から「格差社会」へ。武器は「3本の矢」

知識社会における仕事の現場では、
「これまで」の仕事のルールはあてはまりません。

「これまで」の工業化社会、情報化社会で常識とされてきた
ルールがまるで砂上の楼閣のように、跡形も崩れ去り、
価値をもたなくなってしまいます。

知識社会における「仕事のルール」とは何か?

「事件は現場で起きている」

事件(新しい現実)の起きている現場に
目を向ければ、「新しいルール」を見つける
ことができます。

たとえば、20代で年収1億円を稼ぐ人たちが
登場している仕事の現場に目を向ける。

金融、IT、外資系コンサルタントのように
「知識」を生産する人びとがメインの現場。

そこでは、
20代でも、年収1億円を稼ぐ人びとが
誕生しています。

彼らが生産するのは「知識」。
彼らが手にする資本は「脳力」。
彼らの仕事の原動力は「信念」。

20代で、年収1億円。
その新しい現実は、わたしたちの
足元から少しずつ忍び寄り、

いつの間にか、
手にする者と、手にしない者との
間に巨大な溝をつくりあげていきます。

一億総中流社会と呼ばれた日本では、
「中流」はもはや統計上も絶滅危機種に。
「格差」が当たり前になりつつあります。

「格差」「格差社会」とメディアでよく目に
する言葉。この日本では、いつの時代もそれは
常識でした。むしろ、日本の歴史の中で「格差」
が縮小した時代は、戦後の高度成長期に生まれた
一億総中流社会のわずか50年ちょっとの間だけ。

その前、そしてバブル崩壊以降の日本では、
「格差」があることが当たり前でした。

そして、「これから」の時代、その「格差」の広がりを
決定づける2文字が「知識」です。

「知識」を生かせる=価値ある知式を生産(アウトプット)
できるかどうか。その違いが仕事を、そして人生を決定づけ、
さらには国の盛衰すら決めてしまう社会。

それが「知識社会」です。

時代が変わり、
仕事のルールが変わる。

知識社会における
仕事のルール。

それが、
ドラッカーの仕事術「3本の矢」
です。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」とは何か?

ドラッカーは、
知識労働者は、これまでの肉体労働とは決定的に異なる。
といいます。そして、肉体労働になくて知識労働に必須な
ことを導きだしています。それは、

知識労働者は、

1.「目的」にフォーカスする。
2.「自由」であること。
3.「教える」ことができない。

ということです。

一見すると、
「な〜んだ、そんなことか」
と思うかもしれません。

でも、ドラッカーの物語る
「目的」・「自由」・「教えられない」
という知識社会における新しい仕事のルールは
それまで人類が経験してこなかった
「新しい現実」なのです。

「知識」を生きた「知恵」に変える。
新たに手にした「知恵」を、誰かの、豊かさに
つなげてあげること。

そのために押さえるべき3つのこと。
それが、

◆ドラッカーの仕事術「3本の矢」

1.「目的」にフォーカスする。
2.「自由」であること。
3.「教える」ことができない。

です。

いま日本で起きている格差社会の正体は、
この「3本の矢」を手にしているかどうか。
で、説明がつきます。

明日から3日間。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴、

1.「目的」にフォーカスする。
2.「自由」であること。
3.「教える」ことができない。

をお届けします。

ぜひ、楽しみにしておいてくださいね。

追伸

ぜひ、みなさんが「高橋さんに、聞いてみたい」
ことを本メールでお知らせください。
読者のみなさんに共通するテーマでしたら、
このメルマガを通して、お答えしていきます。
あなたからの「質問」、楽しみにしております。

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【4月15日発売の「新刊のご紹介」】
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『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』
(クロスメディア・パブリッシング)

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』からまる2年
『必要な知識を15分でインプットする速読術』からまる1年半。

私の5冊目の本が、4月15日に発売になります。

この本の執筆は10月と10日かかりました。

テーマは「早くて質の高い仕事」。
あるベンチャー企業の社長のひと言がキッカケでした。

「早くて質の高い仕事は究極のスキル」

本書では、

「1億稼ぐ人の仕事の習慣」から、
「すべての仕事を早くて質の高いものにする『仕事のGPS』」
そして、第5章では「年収アップのための8つの武器」として
8つの成果の出る「紙1枚フォーマット」を紹介しています。

このメルマガの読者のみなさんには、この本の刊行にあわせて
素敵なプレゼントをご用意していますので、お楽しみにして
いてくださいね。

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いよいよ、店頭に並びました。『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』

 

こんにちは、高橋政史です。

新刊『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』の
amazonでの発売がスタートしました。今週末あたりから店頭でも
陳列されているようです。

執筆に10月と10日かかった今回の執筆。

テーマは「早くて質の高い仕事」。

執筆のキッカケは、
ベンチャー企業のある経営者の次のひと言でした。

『「早くて質の高い仕事」は究極のスキルだ』

本書では、

仕事の4象限と題して、

ピンボケな「遅くて質の低い仕事」と
フォーカスされた「早くて質の高い仕事」

を対比しています。

楽しみにしておいてください。

仕事の4象限『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』より

 

カテゴリー: 出版 | 3件のコメント

メルマガ全部掲載【ジョブズが愛した「1枚の劇場」他】

 

こんにちは、高橋政史です。

無料メルマガを再開しました。
その第1回目は、

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お久しぶりです。
それとも、はじめまして。
こんにちは、
『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』の著者、
高橋政史です。
長いこと、メルマガをお休みしてきました。

理由は「5冊目の本」です。

まる10ヶ月間、
執筆に没頭してきました。

でも、理由はそれだけではありませんでした。

今回の執筆を通して「紙1枚」の根底に流れる
「たった1つの考え方」を見つけました。

掘り出したばかりの原石のダイヤモンドに
価値がないように、

この「たった1つの考え方」も、
いろんな角度から光りをあて、
一切のムダを削りとり、
磨きをかける必要がありました。
その「たった1つの考え方」が自分の腹に落ちるまで
メルマガから離れて、考え抜くことにしました。

その思考の先に見えてきたものがたくさんあります。
たとえば、

1.ジョブズの愛した「1枚の劇場」と、その理由

2.マインドマップをやめた。その理由と真相とは?

3.トヨタも英語もゴルフも、成功は「4文字」から生まれる

4.なぜ13歳で「人生の時計」の針は止まるのか?

5.世界一有名なヘレンの「論理と迷惑」の意味とは?

6.その瞬間、3秒で、歴史が変わった。「時間の器」の秘密

7.気分屋のわたし、規律屋のわたし、10年後の格差の正体とは?

8.ジョブズ、ドラッカー、コリンズの「たった1つの考え方」

9.村上春樹の「たった1つ理由」とは?

10.「いまの年収の2倍欲しい!」と思ってしまう理由
など、
みなんさんと分かち合いたい
物語をたくさん発掘しました。

そして、新しく発掘した物語を、
みなさんにお届けすることで、

1枚の学校のテーマである「知識」
という2文字との付き合い方を、
根本から変えるキッカケにして欲しい!

そんな願いを込めて、メルマガを再開します。
「そもそも、ものごとはシンプル」

これは、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の
著者・ゴールドトラット博士の言葉です。
複雑に見えることも、じつはシンプル。

『シンプル・イズ・リッチ』

仕事も、人生も、シンプルになるほど、豊かになる。

そのために、必要なことは「たった1つ」です。

身の回りにあふれる

「知識」という資源を
「価値ある成果(アウトプット)」に変える。

ただ、その一点です。

「知識」を学ぶ。から、
「知識」を生かす。へシフトする。

「知識」を消費する。から
「知識」を生産する。へシフトする。

必要なことは「たった1つ」です。

「知識」を「価値」に変える
「たった1つの考え方」を押さえて、
「紙1枚」でアウトプットする。
「たった1つの考え方」 と 「紙1枚」
「たった1つの考え方」とは何か?
「紙1枚」でアウトプットするとは?

これから、このメルマガを通して
お伝えしていきます。
今日は、ここまで。

カンタンではありますが、
メルマガ再開のご挨拶まで。

次回、お届けするメルマガ再開第一弾は、

ドラッカーの仕事術『3本の矢』

・初日は、ドラッカーと「格差の正体」
・2日目は、「目的」にフォーカスするって何?
・3日目は、「自由」であることって何?
・4日目は、「教える」ことができない。意味とは?

です。

お楽しみに。
追伸

ぜひ、みなさんが「聞いてみたい!」
と思ったことを本メールでお知らせください。

ちょっと勇気がいるかもしれませんが、
その勇気をもってメールをいただいた方の思い、
私は大切にします。

いただいたメールはじっくり読ませていただきます。

そして、
読者のみなさんに共通するテーマでしたら、
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