[2]ドラッカーの仕事術「3本の矢」→「目的」にフォーカスする


 

こんにちは、高橋政史です。

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▼[2]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
→「目的」にフォーカスする

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こんにちは、「1枚の学校」の高橋政史です。

今日から3日間。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴、

1.「目的」にフォーカスする。
2.「自由」であること。
3.「教える」ことができない。

をお届けします。初日の今日は
「3本の矢」の1本目、

「目的」にフォーカスする。

です。

※前回のメルマガ
【[1]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
→ドラッカーと「格差社会」】
の全文はこちらでご覧いただけます。
まだのお読みになられていない方、
前回の内容を復習したい方はぜひご一読ください。

http://blog.creative-management.jp/?p=20

さっそくはじめましょう。

————————-<本文はここから>————————-

◎いつでも、即答したい、「3つの質問」

さっそく質問です。

「この3ヶ月、仕事におけるたった1つの目的(ゴール)は?」
「今週の目的(ゴール)は?」
「今日の目的(ゴール)は何ですか?」

この3つの質問に対し、30秒以内に答えることが
できるかどうか。その差が「これから」の仕事の
成果を決めます。

よく「仕事の生産性を高めるために○○する」と
いう言い方をします。そして、ビジネス・スキルを
強化したり仕事のやり方を変えたりします。

ところが、生産性の向上は、ある1点を押さえていなければ
すべて無意味になってしまいます。ある1点。それが「目的」
です。

「目的」を押さえず「手段」=やり方、知識、スキルに
走らない。ことが大事です。

◎ゴールドラット博士の残した「たった1つ」のこと

世界的ベストセラー『ザ・ゴール』のゴールドラット博士は
言い切ります。

「生産性なんていうのはゴールが
はっきりわかっていなければ、
まったく意味をもたない」

★「目的(ゴール)」あっての「生産性」

いわれてみれば当たり前。
でも、なぜか当たり前のことほど実践できない・・・。
ということはよくありますよね。

★「目的(ゴール)」あっての「生産性」

仕事の生産性は「目的(ゴール)」で決まる。
それ以外は、すべて「目的(ゴール)」を達成する
ための手段にすぎません。

ドラッカーはこの
「目的(ゴール)」あっての「生産性」
ということについて、次のように言っています。

「知識労働では、重要なことは仕事の目的である。
これこそ肉体労働の生産性向上のための条件とは、
まるで正反対である。肉体労働では、重要なことは
仕事の方法である」

この一行に触れたとき、私はガツンと頭を
殴られたような衝撃を受けました。
「目的は大事」と思っていましたが、
「目的」のもたらすインパクトは「これから」の
知識社会において決定的に重大な意味をもつことを
気づかされたのでした。

◎知識社会とはフォーカス格差の時代

昔から、手段より目的。と言われます。
この手段より「目的」。それは、知識労働において
極めて重要な意味をもつ。それがドラッカーの
伝えたかったメッセージです。

ドラッカーの導き出した構図、

「手段」にフォーカスする肉体労働。
「目的」にフォーカスする知識労働。

「手段」という言葉は、
知識、ノウハウ、マニュアル、あるいはスキルと置き換える
ことができます。

つまり、ピンボケな「目的」のまま
知識・スキルを増やしても、その多くがムダに
なってしまいます。

「目的(ゴール)」にフォーカスすること。

「目的」がピンボケか、
「目的」がフォーカスされているか。

「これから」の時代。差は「目的」へのフォーカスから
生まれます。「目的」へのフォーカスの違いが年収の差、
生き甲斐の差、さらには国のこれからの盛衰を決定づける社会。
それをドラッカーは知識社会と呼びました。

別の言い方をすれば、

★知識社会とは、フォーカス格差の社会

と呼ぶことができます。

「目的」にフォーカスするのか、
「手段」にフォーカスするのか。

その違いが、未来の格差をもたらします。

◎「目的(ゴール)」にコミットしていますか?

大事なことは「目的」にフォーカスすること。

「目的」があるかどうか。
「目的」が正しいかどうか。
「目的」にコミットしているかどうか。

すべては「目的(ゴール)」からはじまります。

今日の仕事をスタートするまえに、
押さえておきたいことがあります。
それは「目的」。

「あなたの今日の目的は何ですか?」
「あなたの人生の目的は何ですか?」

明日は、

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴の2番目、

2.「自由」であること。

についてお話します。

楽しみにしておいてくださいね。

追伸

ぜひ、みなさんが「高橋さんに、聞いてみたい」
ことを本メールでお知らせください。
読者のみなさんに共通するテーマでしたら、
このメルマガを通して、お答えしていきます。
あなたからの「質問」、楽しみにしております。

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みなさんの感想、楽しみにしております。

このメルマガの読者のみなさんには、この本の刊行にあわせて
素敵なプレゼントをご用意していますので、お楽しみにして
いてくださいね。

高橋政史 の紹介

高橋政史(たかはし・まさふみ) クリエイティブマネジメント株式会社 代表取締役。1967年、群馬県高崎市生まれ。メーカー勤務時代に3tトラック1台分の営業資料を畳4畳半ほどにスリム化。その後、香港のマーケティング 会社のCOO(取締役)を経て、戦略系コンサルティングファームにて経営コンサルタント。現在、戦略立案から会議・報告書・プレゼンまで、すべての仕事をフォーカスする「仕事のGPS」研修を実施。主な導入実績は、IT企業、金融機関、通信会社、商社、外資系金融機関、自動車メーカー、事務機器 メーカー、通販会社、流通企業、精密機器メーカー、医療機関他。 また、【読み・書き・プレゼン「1枚の学校」】を主催。ビジネス・パーソン、経営者、教育関係者、医師、現役官僚、大学教授まで、幅広い層が参加している。 著書 『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』(最新刊4月15日発売)『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』(11刷5万部突破)『必要な知識を15分でインプットできる速読術』(クロスメディア・パブリッシング)、『マインドマップ 問題解決』『マインドマップ会議術』(ともにダイヤモンド社)。 クリエイティブマネジメント 公式サイト http://www.creative-management.jp
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