【4歳の思考】

今日はめずらしく【子どもの思考ネタ】です。

ママ友同士が会話をしていると、突然、4歳の息子が言ったひと言。

息子:「パパはおじいさんにならないんだよ」

ママ:「なんで?」

息子:「だって、パパはず〜とお仕事しているから」

ママ:「じゃあ、ママはおばあさんにならないの?」

息子:「ママははやくおばあさんになって!」

ママ:「なんで?」

息子:「だって、ママがおばあさんになったらお菓子買ってもらえるから」

ママ:「・・・」

この感性と思考の展開を大切に育んであげたいものです。

人生に必要な思考は幼稚園のときにすでにそこにある。と実感したひと幕でした。

<写真は、私の講演を見にきたとき、一番うしろの席で受講生をまねて熱心に”らくがき”をしている当時3歳の息子>

2013 06 14 1649

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トヨタの「改善は紙1枚で!」vs 日産の「改善は図解で」!?

 

今日の1冊は、図解本です。

『誰でもデキる人に見える 図解de仕事術』
多部田 憲彦、アスカビジネス

http://amzn.to/106fRe7

多部田

 

▼図解本の鍵は「R」

この本を手にした理由はシンプルでした。
それは、日産の「改善は図解で!」を見てみたかったからです。

著者は、タイ工場で、図解で言語の壁を越えたコミュニケーションを実施し、
数々の改善で実績あげてきた人物。その図解がどんなものなのか。興味を
もったからです。

前職でのタイ工場や日産の仕事の現場での
実際の活用シーンは出てきませんが、
そのエッセンスは目にすることができます。

世の中には図解本はたくさんあります。
私が図解本に求めることがたった1つです。
それが「R:リアリティ」です。どこで使われていた図解なのか。
という一点です。

つまり、実際の企業の現場で使われているかどうかが大事です。
その点、この本には、あのゴーン改革のお膝元に日産で、
そして、著者の前職時代、タイ工場で実践された図解を
ベースにしています。

 

▼トヨタの「紙1枚」!日産の「図解」!?

トヨタの「改善は紙1枚で!」というのは有名ですが、日産については

トヨタの「改善は紙1枚で!」というのは有名ですが、日産については
「ゴーン改革」とう言葉に代表されるように大がかりな仕掛けばかりが
クローズアップされ、日々、現場で実践される「改善」がどのようなか
たちで実現されているのかが見えてきません。

本書の中で、著者の前職でのタイ工場での実践や日産の現場で、
「改善は図解で!」ということがどのようなかたちですすめられているかの
具体的な事例はほぼ出てきませんが、そのエッセンス(つまり、著者が使って
いる図解のフォーマット)は見ることができます。

 

▼ニューヨークでも「図解」は効く

図解本デビューの方、初心者の方には、最初の1冊としていいでしょう。
1時間で読めて、すぐ使えます。改善の玄人の方や図解本を何冊も読まれて
いる方は、一度書店でチェックしてみるといいかもしれません。

この本を読み終えたとき、ふと脳裏に浮かんだひとつの記憶があります。
それは、外資系投資顧問会社に勤務する知人のひと言でした。

「ニューヨークでも、図解は効く」

彼女はニューヨークで、投資先の社長との面談でよく図解を使い英語でコミュ
ニケーションをしたそうです。MBAをもつ彼女。英語に不安はありません。
でも、コミュニケーションの質とスピードという点では、「図解は効く」という
のが彼女のたどりついた結論です。

グローバル化する企業の中で、「社員の英語の壁をなんとかしなければ」という
ところにフォーカスをあてている企業はたくさんありすが、「まずは図解で英語
コミュニケーション」というところからスタートしている企業は少ないような気が
しています。

コミュニケーションは、時間をかけてスキルを鍛えるのも大事ですが、まずは手軽に
使える道具でひとまず相手と対話をスタートする。その際、図解は「効く」道具です。

図解は苦手・・・。と避けてきた方は、これからのビジネスのひとつの武器として
図解という道具を手に入れてみてはどうでしょうか。

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【今日の一冊】「知は”いのち”なり」〜「情報の価値」が「いのちを守る」時代

 

▼「知は“いのち”なり」〜「情報の価値」が「いのちを守る」時代

『知の逆転』をはじめ一流の叡智を手軽な価格で手渡してくれるNHK出版新書。
そのNHK出版新書で不思議な魅力をもつ本に出会いました。

『いのちを守る 気象情報』斉田季実治、NHK出版新書

http://amzn.to/10N3A35

斉田さん

この本に、なんで不思議な魅力を感じたのだろう?
そのボンヤリとしていた気持ちが確信に変わったのは、

「私は熱中症になった唯一の気象キャスターかもしれません」

この一文からはじまる124Pから134Pの10Pを読んでいる最中でした。

「あれは熱中症だったんだ・・・」

私は心の中でそうつぶやいていました。
この10Pを読んでいるうちに、中学時代の陸上部での夏の練習のときに起きた身体の異変から
昨年の夏家族に起きたできごとまで、「そうか、あれは熱中症だったんだ・・・」と
思い当たるシーンが次から次へと脳裏に浮かんできたのでした。

その次の瞬間、背筋がゾッとする思いがしました。
目からウロコが落ちるという本はありますが、
背筋がゾッと凍るような体感をする本に巡りあうことはあまりありません。

天気予報でよく耳にする「熱中症に気をつけてください」という「気象情報」。
このひと言の情報がもつ重み。その「情報の価値」が、私の中でガラリと変わった瞬間でした。

読み終えたあと、

「知は“いのち”なり」

というひと言がふっと脳裏に浮かびました。

「知は“チカラ”なり」と言いますが、
知とは、知り得た情報を解釈し、必要な行動へと導くものです。
そして、情報⇒解釈⇒行動により、未然に防げるリスクを最小化し、
得られるメリットを最大にすることが知の役割です。

その意味で、私は気象情報を生かす知をもっていませんでした。
その知識の不足が、じつは重大なリスクをもたらしていたということも知らずに・・・。

この本は、たとえるなら『家庭の医学』の「気象版」。
『家庭の気象学』とでもいいましょうか。
「医学の知識」、「気象の知識」どちらも知識として押さえておくことで
「いのちを守る」ために必要な行動をとることができる実践知です。

ここでは、「熱中症」というひとつの情報にフォーカスしましたが、

・著者の「空」を見上げていた少年時代のエピソード
・気象情報にかける「冷めない情熱」
・なぜ「気象情報」が「いのちを守る」のか。その理由

など、読み応えのある一冊です。

ぜひ、ご一読ください。

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ツイッター再開しました!

【昨日のテーマは「夢」】そして【26のつぶやき他】

昨日、「夢」というテーマで、「26のつぶやき」をしました。

頭の中や心の中を駆け巡る思考の断片をつかまえ、こうして1日分をアウトプットしてみると、
そこにひとつの物語が見えてきます。

タイムラインは「1⇒26」の流れです。

▼26.by 秋元康
予言しましょう。 10年以内に、このぐぐたす民の中から、必ずスターが生まれます。そして、雑誌のインタビューか何かで、「あの頃、Google+にはまってて…」と答える人間が現れるでしょう。「まさか、無理だろうな」なんて、絶対に思っちゃだめだ。 夢見る者たちへ  未来で待ってる。

▼25.「期待はあらゆる苦悩のもと」
by シェークスピア

▼24.「夢は検索できないぞ。」

http://www.miraimeishi.net/

▼23.夢を叶える考える技術①【フローチャート】
一生を通しての夢⇒10年後の夢⇒3年後の夢⇒1年後の夢⇒3ヶ月後の夢⇒1週間後の夢⇒今日の夢⇒いまの夢。

★22.イケダハヤト ‏@IHayato 20時間
「実は膨大なものに依存しているのに、「私は何にも依存していない」と感じられる状態こそが、“自立”といわれる状態」。 自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと http://bit.ly/11Dd5hv

▼21.【言葉が世界をつくる】アメリカン・ドリーム
「夢を見る」「夢を叶える」ことが許可されている国アメリカ。「夢みたいなことを言って」と「夢を見る」ことが否定される国ニッポン。貧しい時代も、豊かな時代も、夢は明日の原動力になる。

▼20.夢の入口にいる門番の背番号は「1」。
イチロー、石川遼、ジョブズ、みんな夢を「1つ」にフォーカスした人たち。100の夢より、1つの夢にフォーカスする。夢が叶うシンプルな法則。

▼19.昼間夢を見る人がいる。
昼間見る夢は叶う。1日3回、昼間に、頭の中で夢の再現VTRを再生してみる。そこにひろがる映像がしだいにくっきりと鮮明に映し出されていくことに気づく。

▼18.夢には2種類ある。
借り物の夢、本物の夢。90%の人は夢がボンヤリしている。9%の人は借り物の夢を追いかけている。1%の人は本物の夢に没頭している。

▼17.ストックからフローへ。
夢(ビジョン)というアンテナを立て、心に引っかかる情報を受信する。受信したフロー情報×自分の気持ち→自分なりのメッセージを発信していく。

▼16.夢の一歩は、誰かをマネするところから。
鍵は誰をマネするか。正解はないけど、不正解はあるような気がする。それは、①家庭環境、②学歴、③成功体験が自分をあまりにもちがう人はマネをしないということ。

▼15.もしも叶う夢の方程式があるとしたら、
【夢=記憶+感情+事実】。とすると、夢を紙に書いても実現しないのには2つの理由がある。感情がNO!といっているケース(叶うわけない)。事実がボンヤリ(抽象的でイメージがわかない)。

▼14.夢は3つのものから生まれる。
【夢=記憶+感情+事実】

▼13.【幸福の条件】結婚をして幸せになる!?
離婚の原因は価値観の不一致。では、「そんな夢みたいなことを言って」という彼女。「その夢、きっと叶うよ」という彼女。どちらの価値観の人を選ぶだろうか?

▼12.たとえるなら、40歳から45歳は高速道路。
45歳はパーキング。45歳、それは人生第2ステージのはじまり。はじめに夢ありき。
夢を映像にする。夢を地図に描く。夢を文章にする。そして、夢にフォーカスする。

★11.秋元康bot ‏@yasushi_bot 4月28日
みんなね、自分の可能性を信じていないんですよ。
夢はあっても、どこかで「叶うわけがないよな」とあきらめているんです。なぜか?近くに成功例がないから。
もし親も親戚にも芸能界に縁がなかったら、その夢にはリアリティーがないように思える。リアリティーがないのが夢なのにね。

▼10.【摩擦係数の高いコト】
自分の夢を語る。
自分の夢を書く。
自分の夢を追う。

▼9.お金になる夢のはなし①
「誰の夢を叶えたいの?」

▼8.「覚悟を決めろ」というけど、
それって「決める」ものなのだろうか。覚悟の種があるとしたら、それは夢。夢も希望もない大地に覚悟は生まれない。

▼7.「夢という言葉を使う人って、何か胡散臭い」。
その人は言いました。以来、夢という言葉を軽々しく使うまいと思ってきました。でも、今日から「夢」を解禁。熟成されたワインをあけるように。

★6.ミヒャエル・エンデ
ゲームを続けるためにはルールが要る。一人でゲームをするときも、いや、そのときこそルールは必要である。『夢世界の旅人マックス・ムトの手記』

★5.秋元康bot ‏@yasushi_bot 5月2日
言葉は夢のタネなんです。口に出していると、実現に少しずつ近づいていくんですよ

▼4.「あなたの夢は何ですか?」
#【3秒質問】

▼3.夢の対義語は満足。夢を育む大地は不満。いま、心の底から不満を感じている3つのことは何だろう?その不満は、自分の「夢」はリンクしているだろうか?

▼2.お金、時間、人脈がないから・・・。
という理由で、夢がかすむのだとしたら、それは夢でないのかも。

▼1.今日<2013/05/02>のテーマは「夢」

※昨日からツイッターを再開しました。

https://twitter.com/1mai_Takahashi

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【今日の1冊】100の研修より一生モノの「教わる技術」

【今日の1冊】

■100の研修より一生モノの「教わる技術」

本を読みながら、本に向かって「すいません」とつい言って
しまっている自分がそこにいる。そんな本です。

  『その自己中マナー、失礼です!!』
  3秒で身につく!新社会人の徹底マナー
  河村晴美、経済界
  http://amzn.to/12JSqva

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いま企業研修の講師として引っ張りだこの著者が
「研修をうけなくても大丈夫!」と主張する1冊。

「新人に求めるたった1つのコト」から「最強の武器=礼儀」まで、
新人のころに身につけておきたいけど、じつは多くの人が身につけていない
大切な「1つのコト」を教えてくれます。

マナーと書いて「礼儀」と読む。この本を読み終えたとき、
私の口をついて出てきた言葉です。この本で伝えているところは、
マナーというより「日本人の礼儀」というニュアンスに近い。

さらっと読めますが、深いです。踏み込んでいえば、
マナーという皮をかぶった「生き方」の本といえます。

新人向けの本と思って、軽い気持ちで臨むと、
「喝!」と叱られてしまう本です。

・「教わる技術」は、生きるチカラ 続きを読む

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アマゾンで2冊同時「1位」!

こんにちは、高橋政史です。

アマゾンビジネス書ランキング

ロジカルシンキングで、
既刊『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』が「1位」に。

仕事術・整理術で、
新刊『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』が「1位」に。

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お買い求めいただきましたみなさま本当にありがとうございます。

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プロブロガーの『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』

こんにちは、高橋政史です。

NHKのニッポンのジレンマなどで話題のプロブロガー・イケダハヤトさんの
ihayato.書店にて『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』
についての書評が掲載されました。

仕事ができない人は「優先順位」にこだわる

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/23109

IMG_0504

「ビックロ」という名前は、佐藤可士和が3秒で提案し、柳井社長が即決した

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/23144

■仕事ができない人は「優先順位」にこだわる

の中で、イケダハヤトさんは、仕事ができない人の特徴について
次のように述べています。
————————————————————–
仕事ができない人は、過度に優先順位にこだわりすぎている傾向があるようにも感じます。
優先順位を付けることの弊害を羅列すると、

・「優先順位を付ける」という作業自体にそれなりの労力を割いてしまう
・エネルギーに無駄が生じる
・項目を「捨てる」ことが難しくなる

なんてところでしょうか。
最優先をひとつだけ決めるようにすれば、これらの弊害から脱却することができます。
————————————————————–

『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』の中で書かせていただいた
ように、

★「優先順位を付ける」のではなく「最優先のひとつ」にフォーカスする!

ぜひ、実践してみてくださいね。

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6月8日に『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』を徹底解説講座を開催します!

新刊『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』
を徹底解説するセミナーを開催します。

詳しくはこちら↓

http://www.facebook.com/events/197089597081775/

THINK本_徹底解説講座

『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』を仕事で実践したい!
人のために、私高橋政史が書籍の「行間」に書かれた「深〜い意味」と、
翌日から「仕事のGPS」をあなたの仕事で生かすためのコツをお届けします。

以下、本文を掲載します。

————————————————————–

私自身、いつも、いつも、「不思議だな?」思っていたことがあります。それは、「著者による書籍の徹底解説セミナーってなぜないのだろう?」ということです。

出版講演会とかはありますが、書籍を教科書にして、その内容・背景について、著者自らが徹底解説するというのはほとんど見かけません。

私自身、「そんなセミナーがあれば、ぜひ参加したい!」と思ってきました。でも、自分自身、そういえばこれまで5冊出版していますが、そのようなセミナーはやったことがなかった・・・。ということに気づきました。そして、私は「それなら自分がやればいい」と思い立ち、今回のセミナーを企画しました。

あの村上春樹ですら、言葉で表現しきれないことがたくさんあると言っているように、本では伝えきれない大切なことがあります。それと、本にはページ数という制約もあり、そぎ落とされる部分がたくさんあります。

映画もメイキング映像に登場するカットシーン、その制作過程、監督や出演者の撮影当時の心境や出来事についてのインタビューが面白いように、本もメイキング映像が面白い!

「本を読む」から「本を使う」へシフトする。

その一歩として、著者である私高橋政史による『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』徹底解説セミナーをお役立ていただけたらうれしいです。

————————–——————
目次をはじめ「まえがき」「第1章」はこちらで↓
ご覧いただけます。
http://creative-management.jp/think_public/
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題して、

『「たった1つの考え方」徹底解説セミナー!』

開催は6月8日(土)<東京>です。
当日参加できない方にも、当日の音声を
オーディオ版として視聴いただけます。

ですから、遠方の方もぜひご参加ください。

この本の執筆期間は10月と10日。
それから編集段階で2ヶ月間。
まる1年間かかりきりでした。
書いた分量は、20万字を軽く超えていました。

そう、書いたほとんどを捨てました。

しかも、最終段階、編集者の意向で1章分まるまる捨てる
いうこともありました。

6月8日、この本のメイキングから、カットされた
秘蔵部分まで、解説していきます。

気になる講座代金ですが、

15,000円です。

ただし、書籍を購入いただいた方は、書籍の購入代金分だけ割引させていただきます。

————————–——————
※「1枚の学校」集中講座を受講された方は、
特別割引もしくは別途ご参加いただけます。
詳しくは、「1枚の学校」集中講座受講生ページで。
————————–——————

この講座をきっかけに「1つにフォーカスする」ことを
実践されていってください。

詳しくは↓

http://www.facebook.com/events/197089597081775/

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新刊がBBM(ビジネス・ブックマラソン)で紹介!

昨日の朝、土井英司さん「ビジネスブックマラソン」にて

新刊『100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる』

が、「これは必読」と紹介されました。

http://eliesbook.co.jp/review/

こちらが書籍の表紙です!

think_cover

 

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[4]ドラッカーの仕事術「3本の矢」→「教える」ことができない

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  【読み、書き、プレゼン「1枚の学校」】
   ~「紙1枚整理法」 メルマガ購読者の方限定へ~

      ▼[4]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
        →「教える」ことができない

    

━━━━━  powered by 「1枚の学校」  ━━━━━━●○●

★ このメールは、
高橋政史の【「読み・書き・プレゼン」1枚の学校】の
メール講座をご購読の方へ配信しています。

こんにちは、「1枚の学校」の高橋政史です。

ドラッカーの仕事術「3本の矢」

知識労働者の3つの特徴、

 1.「目的」にフォーカスする。
 2.「自由」であること。
 3.「教える」ことができない。

今日は、

 3.「教える」ことができない。

をお届けします。

※ここまで3回のメルマガ
の全文はこちらでご覧いただけます。
まだのお読みになられていない方、
前回の内容を復習したい方はぜひご一読ください。

[1]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
   →ドラッカーと「格差社会」】

http://blog.creative-management.jp/?p=20

[2]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
   →「目的」にフォーカスする。

http://blog.creative-management.jp/?p=43

[3]ドラッカーの仕事術「3本の矢」
   →「自由」であること

http://blog.creative-management.jp/?p=47

さっそくはじめましょう。

————————-<本文はここから>————————-

◎「職人」と「徒弟」と「知識労働」

「職人」と書いて「プロ」と読む。

私は「職人=プロ」と呼んでいます。

「これから」の仕事を考えるとき、
「職人」の世界で一人前・一流になるために必要だった
「教育」のカタチが重要視されるようになります。

私がそのような考えをもつに至ったキッカケは
戦略系コンサルティング会社での経験です。

「コンサルタントは徒弟だからな」

これは私のコンサルティング会社時代の上司の言葉です。

「徒弟」とは、
その道のプロを師とし、師の技と心を、
自分の体で覚えるまで、繰り返し繰り
返し修練をし、技を自分のものにして
いく学びのスタイルです。

「コンサルタントは徒弟だからな」

あのひと言を耳にしてから10年以上たった今、
その言葉のもつ意味はコンサルタントの現場
だけでなく、あらゆる知的労働の現場で
求められる「たった1つ」のことになりつつ
あります。

「仕事は徒弟だからな」

それは何を意味するのか?

「これまで」の研修やセミナーのような「教える」
学びのスタイルでは、「知識労働者」の成果をあげる
能力を引き出すことはできないということです。

事実、コンサルタントの世界では、
ずっと前から「徒弟」つまり「師について
実践の現場で修練を重ねる」ことでしか、
一流にはなれない。

ということが当たり前でした。

そして、いま、あらゆる知識労働の現場で
求められている教育スタイル、それが「徒弟」
です。

「徒弟」で学ぶ。

それは、かつて「職人の世界」の常識。
そして、これからの「知識労働の世界」の常識です。

◎ドラッカーの「教えられない」理由

「教育こそ、今日、あらゆる投資のうち最も高価な投資だ」

ドラッカーは言います。
なぜか?

それは、先進国においては、これから「知識労働」の生産性のみが、
高い生活水準を可能にしてくれるから。です。

でも、その一方で、

知識労働者が仕事で成果を上げることを

「教えることはできない」

とも、ドラッカーは言います。

そこにある
これからは「教育投資が生命線」。
けれども、「教えられない」という矛盾。

これは何を意味するのか?

「教えられない教育」のスタイル。
それは、

 「教科書」のない世界

です。

ドラッカーは、

「成果をあげることは、修得はできるが、
 教わることはできない。つまるところ、
 成果をあげることは、教科ではなく自己
 修練である」

といいます。

「教科書」で教えてもらう世界から
「自己修練」を通して身につける世界へのシフトする。

これが知識社会における「学び」の姿です。
そして、それはかつての職人の世界の姿と同じ。

知識労働をするために、私たちが身につけて
おくべき「たった1つの習慣」は、

 ★「徒弟」のもとでの「自己修練」

です。

◎なぜマッキンゼーのコンサルタントは年収1億円超なのか?

質の高い「自己修練」を積むために必要な
ことは外資系コンサルティング会社が教えて
くれます。

他の会社の5年分の成長を1年でできるといわれる
外資系コンサルティング会社。

マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、
アクセンチュアをはじめ、外資系コンサルティング会社には
年収1億円超のコンサルタントがいます。

彼らはなぜ1億円を稼げるのか。

理由は1つ。

それは、クライアントにとって価値ある
(億単位のお金を払いたくなる)知的生産が
できるからです。

では、その価値ある知的生産を生む出す
「脳力」を彼らはどうやって身につけているのか。

キーワードは「自己修練」です。

将棋や囲碁、あるいはスポーツのプロの世界のように
師のもと、来る日も来る日も「自己修練」を積んで
いきます。

「教科書」で教えてもらう世界から
「自己修練」を通して身につける世界へのシフトする。

将棋や囲碁、あるいはスポーツ。そして
コンサルタントの世界から私たちの仕事の世界まで。
成果を出すために必要な「自己修練」。

「自己修練」をする上で、押さえておきたい
大事な3つの原則があります。それは、

 「型」「師」「時」

です。

この3原則のことを
私は「知的武装3原則」と呼んでいます。

その中身をみてきましょう。

◎「知的武装3原則」

◆原則1.「型」にはじまり「型」に終わる

マッキンゼーでは、「ピラミッド・ストラクチャー」
と呼ばれる「紙1枚」で論理的に考え、伝える「型」
があります。

マッキンゼーの立役者、大前研一さんから今年マッキンゼー
に入る新人コンサルタントまで、「ピラミッド・ストラクチャー」
という「型」で考え、伝えることを「自己修練」によって身につけ
ます。そして、彼らは生涯にわたってその思考の型で成果を出し
続けていきます。

◆原則2.「師」からフィードバックを受ける

一流のプロは、一流の師から生まれる。
スポーツの世界を見れば一目瞭然。ビジネスの世界でも
同じ。ビジネスの世界でも成果をあげる脳力は、
できる上司や師のフィードバック(赤ペン指導)を
受けることで育まれます。

我流よりも「師」の「成果の出るフォーマット(型)」
を「師」のフィードバックをとおして身につける
ことができるかどうか。が3年後、10年後の差を
生み出します。

◆原則3.「時間」をかける!「3年の法則」

本当の実力は「時間」をかけなければ身につきません。

コンサルタントは3年で1人前といわれます。
その3年で何を身につけるのか。
極論をいえば、それは「たった1つ」です。

その仕事で求められる基礎脳力です。
マッキンゼーでいえば「ピラミッド・ストラクチャー」で
考え、伝え、クライアントに価値あるアウトプットを
提供することができるようになることです。

石の上にも3年。

「自己修練」には3年をかける意思を
もってとりくみたいものです。

意思の上にも3年で、

 「型」「師」「時」

を制する者、知識社会を制する。

あなたに必要な「型」は何ですか?
あなたに必要な「師」は誰ですか?
あなたに必要な「時」はどれくらいですか?

あれもこれもスキルに手を出すのでなく
「たった1つ」のことにフォーカスする。

ドラッカーは、
「一時に1つ」と言いました。

1つにフォーカスし、
3年の歳月をかけて、
一生モノの思考整理力を
身につける。

コンサルタントの世界の常識を
ぜひあなたの「これから」の常識に
されてみるのもいいかもしれません。

以上で、

ドラッカーの仕事術「3本の矢」は
おしまいです(続編がこれから出てくるかも
しれませんが)。

ここまで3日間にわたってお伝えしてきた、

知識社会における
ドラッカーの仕事術「3本の矢」

 1.「目的」にフォーカスする。
 2.「自由」であること。
 3.「教える」ことができない。

それは、

 自分の「目的」にフォーカスし、
 自分が「自由」になるために「覚悟」を決めて
 自分に必要な「型」「師」「時」に集中する。

ということ。

これがこの3日間を通してあなたに
お伝えしたかったことです。 

3日間読んでみて、あなたは
何を感じましたか?

明日からの仕事のヒントしていたけたら
うれしいです。

それでは、次回のメルマガを
楽しみにしておいてくださいね。

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